春を待つ台峯を歩く

今年初めての「台峯を歩く会」でした。次回で100回記念とのことです。ということは、毎月一回同じコースを歩きそれが100回になるということです。そしてこれだけ続いたというのも、この付近の自然の貴重さを実感したK氏をはじめとする人たちの熱意と行動力があってのことだと思います。
この地道な活動が、この辺りを開発から守り、またなるべく現状をそのままの形で残すという形に行政に働きかけて進める事が出来たという成果につながったのです。私は最近参加し始めた新参者に過ぎず楽しませてもらうばかりのものですが、この記念すべき時期に加わることが出来た幸せを思いました。
昨日はやっとこの辺りも初雪がはらはらと降りました。その寒さと季節柄、参加者は15人ぐらいで少なかったのですが、それだけ話しの通りもよく、ゆっくりと和やかに観察、散策できました。
この季節、自然は春を待つ姿で目立つものはないのですが、今日は葉を落とした木々の幹を見て名前を判断する方法を教わりました。これはなかなか難しく、渡されたカラーコピーの写真だけではなかなか判別できないのですが、実際幹を触ったりして解説してもらったので、やっとほんの少しばかり判るようになりました。
この季節、野鳥の姿が良くみられるとのことですが、やはり数が減っているということで、今日はホオジロ、アオジ、コゲラ、ヤマガラ、ルリビタキ、カシラダカ、シジュウカラの鳴き声または姿が見られました。ハシブトガラスも出口辺りにいました。でもこれらをちゃんと見たわけではなく、あそこに飛んだといわれてそれをやっと捉えて見たつもりになる事も多いわけです。
刈られた藪(これもボランティアによる)の下からは緑が芽生え、またハンノキには花芽(雄花)が垂れ下がっていて、今年も春が早いとのことです。

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