地球温暖化:「ナガサキアゲハ」がいました。

ブログも夏休みと思っていましたが、昨日TVで「ちょっと変だぞ日本の自然!」という怖〜い番組を見て、最初に出てきた「ナガサキアゲハ」(九州だけにしか見られなかった蝶が今神奈川に定着、北上中)のムクロを庭で発見したので報告します。
このところマスコミでも北極の氷やヒマラヤの氷河が解け始め、白熊も絶滅の危機、海面上昇で島全体が水没して生活や住居を奪われていきつつある太平洋の島々など色々報道されていて、私たちにも気象や生態系の異常が感じられますが、何日か前に大きくきれいなアゲハチョウ! と思って死の間際に捕っておいた蝶がそれだと知り、つくづく眺めてしまいました。
「台峯を歩く会」で、このあたりの蝶の話が出たとき、その話を聞いたのを思い出しました。そのときは実物も図版もなかったので分らなかったし、聞き流していたのでした。
まさにTV で映されたナガサキアゲハでした。広げた羽は15センチほどもあり、黒い羽の根元に茶色の紋と後羽の白が目立ちます。
そのほかにもモンキアゲハという大きなアゲハも南方系で最近増えたと、歩く会で聞きましたが、ガーデニングに精を出しきれいな花をいっぱい咲かせているお隣さんも最近なぜか大きな黒いアゲハが良く飛んでいると思った、と言ってました。その大きく見事な蝶の出現で、元々の蝶は減っていくわけです。
シミュレーションによると、このままの状態がつづけば、100年後、世界最大の森と大河のアマゾンが砂漠になってしまうのだそうです。こういう地球規模の危急存亡の時、どうして人類は互いにいがみ合い、争い、戦争ばかりしているのでしょう。

カテゴリー: 北窓だより パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です