ムクドリ無事に巣立ったようです

巣がシーンとしているのでもう巣立ったのだろうと思っていたが、確認できたので報告します。
巣のあるお隣さんと出会ったので聞いてみると、やはり鳴き声が全然しなくなったとのこと。
今日ゴミ出しに行った時、それらしい場面を目撃した人がいて話をしてくれました。先の月曜日、その家のエアコンの屋外機の陰に雛が落ちて蹲っているのを若奥さんが発見、人間が触って匂いがつくといけないからと、そっと一緒に見ていると、親鳥らしいのが来てしきりに鳴き、その声に励まされて雛は立ち上がり、それから親に付き添われるように何とか飛んでいったとのこと。しかしその後からカラスも飛んで行ったので、カラスに追われてそこに逃げ込んだか・・・、後は分らないが親が付いているので何とか生き延びれたかも・・と。後にはまだ雛が残っていたけれど、それもきっと巣立って行っただろうと。
まあこれは人間が傍から眺めて勝手に想像した一つの物語だけれども、人間世界とは別に鳥の世界が同じように独自に存在して(植物も昆虫も)、それらが層のように重なり合い、それぞれ独立しながら関係しあって地球上の世界を作っているのだなあ、と思ったものだった。
こんなことを考えたのもこれもまたTVだが、先日渡り鳥の生態を素晴らしいアングルで追いかけたドキュメンタリー映画『WATARIDORI』を見たせいかもしれない。地球上を何千、何万キロの旅をして暮らす渡り鳥などは、人間世界の範疇を超えたところで生きている存在のように思えてくる。それでいて人間の文明の毒をもろに浴びもするのであるけれど。渡り鳥の種類も多く、それぞれが毎年何千キロもすることに感嘆しながら、ついメモを取ってしまったので、すこしここに書いておくことにしよう。
ハクガン 4、000キロ / カナダヅル 3、500キロ / キャクアジサシ 20、000キロ /
シギ、チドリ 10,000キロ /ハイイロガン 3,000キロ / クロヅル 4,000キロ /
カオジロガン 2、500キロ / オオハクチョウ 3,000キロ / インドガン 2、500キロ /
 ハクトウワシ 3000 / カナダガン 3500キロ / モモイロペリカン アメリカ大陸横断 など・・・.
とにかくすごい距離である。

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