小春日になった12日、県民ホールにいく。このシリーズは水野さんに教えられて、2回目から行くようになった。最初の馬頭琴は、幸いにも近くのホールに別の企画でだが聴くことができて、無念が晴らせた。
「シェイクスピアからワールドランゲージ」ということで、作品の朗読や歌、古楽器演奏、仮面舞踏会風な古い衣装でのダンスなど、王宮にでも招かれたような雰囲気を味わいながら愉しんだ。
演奏家や歌い手、踊り手は皆日本人だが、中に一人すらりとした英国人がいて、朗読と解説をしたが、彼がピーター・バラカン氏であることが帰ってプログラムを読んで知った。
ラジオFMではたいていクラシックを聴いているが、土曜の朝7:20からは、各国の現代の音楽、ロックなどが流れてきて、何となく聞いていたのだが、その担当者が彼であった。あまりに自然な日本語なので、日本人とばかり思っていたのに、名前がどうもそうではなくいつも不思議に思っていたのである。コメントもちょっと耳をそばだたせるものを持っていた。その本人を、目の前に見てきたのである。
ところがその日の新聞の別刷りBeに、当人のコラム記事が写真入で載っていたのを発見。声のみと本人自身と写真・記事との三つが一日のうちに偶然重なった、不思議な日であった。
そこへ行く前に、近代文学館にも行って、「日本の童謡」展も観てきた。これについても書こうと思ったが、これはまた別の機会にする。
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