高見順「出発」 びっくりするほど好きな詩

出発  高見順
夕暮れに一日がおわるとき
同時に何かが終る
一日の終りよりももっと確実なものが
同時にもっと夢幻的なるものが
それに気付いたとき
生きるといふことがはじまつた
      1949(昭和24)日本未来派22号

カテゴリー: something blue パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です