はなを くんくんその他

昨夜、絵本「はなを くんくん」の結構ながい紹介を入れてエントリーする直前に、なぜかすべて一瞬に消されてしまうという事故がありました。で、今日はもう「はなを くんくん」について書くのはやめますが、これは今ごろの季節にぴったりの絵本ですね。冬篭りしていたクマたちや、カタツムリや、リスや,野ネズミたちが、みんなみんな、森でいっせいに目を覚まして,はなを くんくん!みんないっせいに駆け出して、さて彼らの鼻が嗅ぎ当てたのは何?全篇灰色の頁に、最後に天から落ちてきた一滴の光の精のようなもの!今年は暖冬だったのでかえってこの春の歓びは薄いかな…と思っていたら、このところ急に冬の嵐。うっかり冬篭りの穴から出たら大変ですね。用心、ご用心。
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今日は以前から見たかった映画「カモメ食堂」をやっと見ることができた。すぐ近くの館で上映してくれたので。小林聡美も好きな役者だし、もたいまさこの味がまたユニークで、フィンランドの澄んだ空気と、なによりその食堂のたたずまい。(ふと、吉田篤弘の「つむじ風食堂」を連想した。全然ちがうタイプだけど)。またムーミンの話もなつかしく…。そしてなによりあのおいしそうなコーヒーの匂いがしてきて、すぐにもあんなコーヒーを飲みたくなり、タクシーを拾って家に飛んで帰って、豆をひいて、下手なりにコーヒーを自分で淹れて、やっとくつろいだ次第。こういうお話はまさに地上数十センチのファンタジーですね。

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