今年度の国民文化祭〈山口市主催)の現代詩部門の選考をすることになり、今日、山口から詩の原稿がどさっと届いた。これからたくさんの作品を読んでいくわけだけれど、とりあえず今日は小学校の部にざっと目を通した。大変だけど、読んでいくうちに、元気が出てくる。子どもたちの飛び跳ねるような生命感が伝わってくるのだ。それに子どもたちがどんなに家族の人間関係を軸にして生きているか、ひとりひとりの家族を、どんなにクローズアップさせて見つめているかが感じられて、なんだか嬉しくもなる。
逆に言えば家族というものが子どもたちに対してもつ意味が、一切の理屈ぬきに分かってしまった感じでもある。妹、弟、おばあちゃん、おじいちゃん、お父さん、お母さんたちが、それぞれの顔で、親しく登場しては、詩のテーマとなっている。これから中学生、さらに高校生と一般の部まで300篇近い作品を読むことになるけれど、それは私にとって、とてもすてきな体験をもらうことになりそうだ。
また書きたい、このことについて。
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