ノカンゾウ

いまバルコニーはノカンゾウの花ざかりだ。(今日は28輪)。今日もオレンジ色のおおきな百合のかたちをした花がいっぱい風にゆれていて、まるで日光がバルコニー一面に降りてきたみたいだ。とても華やか。朝咲いて夕方に終わる一日花だが、つぎつぎと咲いてくれて、一輪の花をじっと見ているとその陰影に富んだ橙黄色の美しさにはそのたびうっとりと見とれてしまう。この花がワスレグサ(憂きことを忘れる)と呼ばれるのももっともだ。
ノカンゾウの鉢がいくつも並ぶその横のプランターでは、福岡の日嘉まり子さんからいただいたツタンカーメンの豌豆の種が今年も芽を出し、つるを伸ばし始めている。(ちょっと遅れたけれど)これはこれからの楽しみ。去年の風来坊のイソトマの花がこぼれ種から芽を出し薄紫の花弁をひらいている。
残念なのはいつか水橋晋さんにいただいたカリフォルニアポピーの花から採った種を、今年も蒔いてみたのにちっとも芽を出してくれないこと。いただいた年に咲き誇ったあのオレンジ色は目にやきついているのに。
室内では野放図に伸びたサボテンのてっぺんがまもなく天井に届く(あと1センチ!)ので、どうしたものやらと、お手上げ状態。
その同じ窓辺で、油本達夫さんに7年ばかり前にいただいた胡蝶蘭の花が今年も忘れず咲いてくれている。去年近所の花屋さんにもらったグロキシニアの鉢の大きな花と並んで。
花ばなは季節ごとにいろんな思い出を運んできてくれるようだ。

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