今日は前から行こうと思っていた横浜トリエンナーレ2005をやっと見に行く。午後から晴れたので、山下公園の銀杏が、黄金色に陽に映えてまぶしいくらい美しかった。散り敷いた金色の葉を踏んで歩くのは、ほんとにぜいたくな感じだ。
でもやっとたどりついたトリエンナーレ展はなんだか今ひとつさびしい感じ。いろんなアイデアや方法があって、美術現場の人たちは関心をそそられるかもしれないが、一般人の私がみると、どれも似たり寄ったりの感じがするのは何故か。アートとは精神的にもっとゼイタクなものではないか。工夫されたこまかい差異にまで気が廻らない私ではあるが、見慣れた感じがして、新鮮な驚きがあまりない。技術や媒体だけの新奇さでなく…何か人間力を感じさせるものが欲しいと思ったりした。
(もっともすべてを見られたわけでなく、一部見落としたものがあるので、大きなことはいえないが)。
こういうことは現代詩にも通じることだと思う。
と、これがLEE UFANを見たばかりの私の、トリエンナーレへの感想だった。
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