ゆらゆら帝国。

たぶんオリコンのヒットチャートを賑わすことなど
ぜったいにないバンド「ゆらゆら帝国」。
最新号の雑誌「STUDID VOICE」に
ニューヨークでのライブが掲載されていた。
こんなところまでライブに行っているとはびっくらこん。
私はある時期、このバンドのボーカルを知っている。
私の尊敬と憧れの人であり、私が知っている数少ない天才だと思う。
どれだけ尊敬し憧れていたかは秘密だけれど
とにかく彼の作り出するものは
シニカルとユーモアが程よくブレンドされたセンスのよいものばかりだった。
フィールドはグラフィックから音楽に変わっても
何にも左右されない姿は今も変わっていない。
これから先、よぼよぼのじいさんになっても
多くの人に理解されずとも“ゆらゆら”していてほしい。
こうやってブログに書いておけば
好奇心のある誰かがかれらの音楽を聴いてくれるかもしれないので
ここでささやかにPRしておくことにする。
できればCD、買ってくれ(笑)。

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台風の不思議。

いつ来たのかも気付かないくらいの小台風は
昨夜のうちに過ぎ、ちょいと涼しい朝。
とはいえ、庭に出て台風の足跡を見てまわる。
多少枯葉や花がばらまかれたくらいで被害なし。
台風が来ていつも不思議に思うことがある。
それは台風の強い風や雨が止んで日常の風景にもどるまで
虫や鳥は姿を消してしまい、声までもしなくなるのだ。
静か過ぎる庭の真ん中で耳を澄ますと
聞こえてくるのはうねるような風の音と
庭先で台風の片付けをしている近所の人の気配だけ。
ひよいと葉っぱをひっくり返しても、
どこにも虫1匹いない。いったいどこへ避難中?

少しの間、ご無沙汰していたブログ。
お盆には……といっても毎年同じ、両祖父母と7年前に
逝ってしまったうちのワンコの写真の前に落雁を供えて
その後はのんびりDVDを観て過ごした。
「父と暮らせば」、「春の雪」、「THE3名様(4)」、
気付けば洋画離れは本格的になりつつ、ですな。
そういえば、石田衣良の小説の中で見つけたJAZZの1曲が気になって
そのアルバム「WALTZ FOR DEBBY(BILL EVANS TRIO)」を購入。
客席からの拍手や食器の音が微かに入っているライブ盤。
これからしばらくフルリピートされそうなロマンティックな1枚。

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灰色の1日。

雲がこんな感じだったので
雨は上がるのかと思っていたら、
すごい降りになってきました。
今は山なんか全く見えませんな。
庭はメダカも住めそうなくらいの小川になるし、
部屋の中にいると1日中、雨音しかしない。
近くの川は既に警戒水域を超えて
場所によっては避難している人もいる。
うちはなんとか大丈夫そうだけど
全国的に水の被害が大きくならなければよいですが。

そういえば、先日のツバメの雛、いなくなりました。
たぶん、犯人は蛇。しょうがないことだけど……、
また生まれておいでね、と思いながら
今日は喪に服す、ということで。

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青空と、飲む。

夏の太陽は容赦がない。
ちょっとだけと思って外へ出たら
日焼けしやすい私は頬や腕がひりひりする。

知ってるようで知らないが、最近、世界はきな臭い。
こんなきれいな青空、これからも見続けていけんのかぁ。
私の平和ぼけぼけで麻痺した頭は止まったまんまだ。

そうか、今日は「海の日」。
……しばらく海には行ってないが
祝日の今日、海岸線はドライブ日和で車が多いはずだ。
空では雲が形を変えながら、すごいスピードで流れてく。
こんな日はよーく冷えた梅酒炭酸割りがうまい。
ということで、既に2杯目。

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野鳥シリーズ、再び(てわけでもないけど)。


リリリーンと風鈴が鳴って、朝からいい風が通り過ぎる。
起きたばかりだというのに軽く眠い。
この数日は第一次夏バテ期で、そうめん、冷やしうどん、
ヨーグルト、野菜ジュースなどなどで生活している。慣らさねばね、この暑さに。
そういえば、最近好きなCMがある。それは公文のCM。
子供と先生の様々な表情に挿入されるモノクロの自然の景色。
ゆるやかなピアノの旋律にシンプルなコピー。
控えめな感じがするのに、強く印象に残る。
昔から縁がない場所ではあるけれど、
CMを見ながら、うーんと唸ってしまった。いいな、公文。

日常に出会う風景。
以前、巣立っていったツバメの巣に、また他のツバメが子育て中。
ぽわぽわしたグレーの産毛が右へ左へこっくりこっくりと揺れてます。
●飛び立つ前の未確認飛行物体はこちら。
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前に登場したこともある“赤目”は涼しいのか時々ここに。
名前はたぶん、ゴイサギ。

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今が旬。

とばかりにムクゲの花ビラに美味しそうにパクつくコイツ。
“気弱な仮面ライダー!”って感じでなかなかいいじゃないかと言っても
昨日のカマキリ同様、うちの家族にやっぱり人気がない。
名前知らずなコイツ、この先、絵のモデルになることもないようなので
ブログに登場させておくか。

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哀しいカマキリ。

最近、うちの家族の1人が、庭の花をモチーフに水彩画に夢中で
その都度、私は花の撮影を頼まれる。
「ムクゲとアゲハをバランスよく撮って」などという我が儘な注文さえ受ける私。
で、気が利く(?)私は“ムクゲとカマキリ”も撮影しておいた。
しかし、その写真たちのものすごーく不評なことといったら。
なかなか“文学的”と思って撮ったのになぁ。
不評の理由を聞くと「気持ち悪い、かわいくない」ということらしい……。
まあ、確かにね、撮影してる横でバサバサという羽音がしたと思ったら
他のカマキリがアゲハをがばっと捕まえおりましたから(サバイバルな瞬間だった)。
“文学的”と思ったその姿もただ獲物を狙っていただけでしょうけど、
そんなに嫌わなくてもねぇー。
じっくり見てみるとさ、カマキリもなかなか愛嬌があって美しい姿をしているのだよ。

●カマキリ嫌いな方はクリックするべからず。
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爆睡、携帯ガエル。


梅雨が明けたかもと思えるような夏日となった今日。
ものすごーく青い空に元気がよいのはホトトギスばかりかい……。
そして、忙しい朝に見つけてしまった昨日のちびアマガエル。
シャッター押しながら、あまりの無防備さに笑いましたよ。
だってねぇ、風にゆらゆら揺れる紫陽花の葉の上、
昨日の大雨と雷に余程疲れたのかこの状態です。
後ろから見たら折り畳み携帯かと思ったし、
横から見るとなんと人相(カエル相と言うのか)の悪いこと(笑)。
それが面白くて間近で見ていたけど起きる気配はまるでない。
カエルと青い空を交互に見ながら、今年の夏は暑くなりそうねぇと思う。
しかし、バテてなんかいられないので納豆&香酢パワーで乗り切りまする。

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巨大カタツムリとちびアマガエル。

昨日も今日も早朝から大雨に雷。
今朝なんか“ごろごろどっかーん”という音に
どっかに落ちたな、と思いながら目を覚ます。
ちなみに朝5時。
そろそろ、梅雨明けも間近ですな。

なんとなく著者のキャラクターが強くて読み損ねていた本、
「ぼっけえ、きょうてえ」(岩井志麻子)を今週は読みまして
「ぼっけえ、きょうてえ」とは岡山の方言で“とても怖い”という意味。
明治後期、ある女郎の身の上話が、その女郎の語り口調で進んでいくのだけれど……
私が話を要約すると面白くなくなりそうなので書きません(笑)。
だけど、ひたひたとやってくる背筋の悪寒に、蒸し暑さも時間もどっかにいってしまい、
読み終わっても、おしろいの匂いが微かにしているような気がするから益々怖い。
(白石加代子が一人芝居で演じるとハマるだろうなぁ。)
まったく、女の書く恋愛小説はいただけないが
ホラー(怪談)は生々しくて怖くて楽しい。
もう少し待って、暑い夏の日、西日のあたる私の部屋で
額の汗を拭いながら読めばよかったかもしれない。
実に惜しいことをした。

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前略、今日は猫好きな皆様。


群ようこの「しいちゃん日記」を一気読みした。
“しいちゃん”というのは著者の飼っている白黒ブチのメス猫(7才)。
この本は神経質で女王様気質の“しいちゃん”に
日々振り回される著者の猫バカ奮闘記であるのだけれど、
今回は隣に住んでいて20才になる“ビー”という
“しいちゃん”とは長いお付き合いのオス猫が主に登場し、
この老猫の老いから死、そして悲しい別れを経験する“しいちゃん”や
周囲の人々の様子がユーモラスに描かれている。
なんといっても「うえー」「しゃー!」「うぎゃうぎゃ」
「うわーん おおーん」「にゃお」などなど
人間のように話す“しいちゃん”と著者の間に成り立っているらしい(?)会話は、
なんだか可笑しくて、幸せ気分になりまする。
風情のある“猫村さん”もいいけれど、
この本も猫好きな方には“にゃおーん”な一冊ではないかなと思う。
但し、寝る前に読むとちょっと目が腫れる場合もあるのでご注意を……。
私は今朝、腫れました。

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