巨大カタツムリとちびアマガエル。

昨日も今日も早朝から大雨に雷。
今朝なんか“ごろごろどっかーん”という音に
どっかに落ちたな、と思いながら目を覚ます。
ちなみに朝5時。
そろそろ、梅雨明けも間近ですな。

なんとなく著者のキャラクターが強くて読み損ねていた本、
「ぼっけえ、きょうてえ」(岩井志麻子)を今週は読みまして
「ぼっけえ、きょうてえ」とは岡山の方言で“とても怖い”という意味。
明治後期、ある女郎の身の上話が、その女郎の語り口調で進んでいくのだけれど……
私が話を要約すると面白くなくなりそうなので書きません(笑)。
だけど、ひたひたとやってくる背筋の悪寒に、蒸し暑さも時間もどっかにいってしまい、
読み終わっても、おしろいの匂いが微かにしているような気がするから益々怖い。
(白石加代子が一人芝居で演じるとハマるだろうなぁ。)
まったく、女の書く恋愛小説はいただけないが
ホラー(怪談)は生々しくて怖くて楽しい。
もう少し待って、暑い夏の日、西日のあたる私の部屋で
額の汗を拭いながら読めばよかったかもしれない。
実に惜しいことをした。

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